腰痛・ぎっくり腰 東村山市恩多町在住 40代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.11.01
■来院した方
40代女性 アルバイト
■来院動機
立ち仕事で、1日10時間くらいたっているため腰から足まで疲れることはあった。
でも、腰が痛いということは最近なく、また重いものを持ち上げたなどの要因も見つからない。
2日前の朝、腰に激痛が走る。シップを貼って様子をみていたが変わらなかったため、翌日に来院。
■症状
来院時は、まさにくの字の姿勢でした。
前傾が楽というのもありますが、腰が伸びないのです。
前傾のままなら歩けるが、仕事にならないため何とかしたいとのことでした。
寝返り不可、動き始めにピキっっと鋭い痛みが走ります。
両脚のもも裏側とすねの部分にしびれも起きていました。
■原因
この痛みがどこから来ていたのかというと、腹筋の下にある大腰筋という筋肉の緊張が原因でした。
来院時は前傾姿勢の為わかりにくかったですが、施術後の姿勢を見ると、腰椎前弯が強かったため、恐らく腹筋群などの前側の筋肉を使えていなかったのだと思われます。
日本人のほとんどが退化気味の筋肉なので、珍しい事ではありません。
大腰筋は前傾姿勢を取ったり、股関節を持ち上げたりなどの作用があります。
前傾姿勢が楽なのは、この大腰筋が固くなっていたため、本能的にその姿勢を取って緩ませようとしていたのでしょう。
もう一つの原因が、臀部(お尻)の筋緊張でした。
こちらの方の両足のシビレの原因は、お尻の深層にある梨状筋という筋肉が原因です。
臀部の筋肉は、日々の立ち仕事で負担がかかりここまで固くなってしまったのでしょう。
このように、主な原因は大腰筋と臀部の筋肉の緊張でした。
■施術
【初回】
ぎっくり腰などの強い痛みがある場合は、同じ姿勢がとてもつらくなるため要点を絞って施術します。
なので、原因があるところだけを施術しました。
うつ伏せで、大殿筋と梨状筋、ハムストリングスの筋緊張をとり、仰向けで大腰筋の施術をしました。
【2回目】
再来時は、姿勢はまっすぐになっていましたが、まだ恐る恐る動いている感じでした。
痛みはまだあるが、足のシビレは無くなったとのこと。
姿勢の改善とシビレの消失から整体の効果は出ているので、前回と同じ施術をしました。
【3回目】
この日は、スタスタと歩いてきて、「痛み無くなりました」と笑顔で言ってくださいました。
最初の痛みを10とすると、2まで落ちたようです。
寝返りもスムーズにできるようになり、日常生活には支障なくなったとのことでした。
仕事が繁忙期に入るとのことでしたので、治療は一旦終了とし、自宅でのセルフケアをやってもらうようにしました。