腰痛 ぎっくり腰 武蔵村山市在住 50代男性のケース
症例・腰痛 | 2017.11.06
■来院した方
50代男性 会社員
■来院動機
慢性的に腰のハリは感じていて、一昨日洗面所で屈んだ際に腰に激痛が走った。
その日は会社を休んで湿布をはり様子をみたが翌日になっても痛みが改善しないため当院へ来院。
思い当たる原因は、数日前にソファーで寝すぎたことと、ギックリになる前日に腹筋をしたこと?
■症状
主訴は、椅子からの立ち上がり時の腰痛。
起床時、寝返り時の腰痛。
疼痛性側弯(痛みの抑制のため体を横に歪ませる姿位)
普段は左側の腰にハリを感じているが、今回は右側が痛い。
■原因
検査の結果、筋肉の緊張によるものだと判断しました。
どこの筋肉が原因かというと、腹筋の下の大腰筋という筋肉です。
大腰筋は腰椎の前横側から股関節の付け根についていて、腰を前に曲げたり脚を持ち上げたりする筋肉です。
なぜ大腰筋が緊張したのかというと、理由は2つです。
1.普段から運動不足で、大腰筋が退化気味で固くなっていたこと。
2.腹筋運動の時に膝を曲げていなかったこと。
腹筋運動の時に膝を曲げないといけない理由。
1.膝を伸ばしていると、大腰筋や腸骨筋(合わせて腸腰筋)が使われ、純粋な腹筋強化にならないから。
2.1の結果、普段使われない腸腰筋が使われたせいで腰痛を起こす可能性が高いから。
このように、間違った体の使い方をしてしまったせいで、腰に負荷がかかってしまったのです。
その状態のまま朝の体が固い時に不用意に屈んだせいで、ギクッといってしまったのです。
■施術
【初回】
大腰筋を中心に緩めました。
激痛がある時はポイントを絞って施術し、長時間同じ姿勢を取らせないことが大事です。
【2回目】
3日後に来院。まだ立ち上がりの不安感はあるが、痛み自体は半減したとのこと。
前回の施術後は楽になったとのことで、そのまま同じ施術をしました。
施術後は、すっと立ち上がれるようになっていました。
【3回目】
お仕事の帰りが遅く平日は来れないため、1週間後に来院。
現在は痛みは感じない。
今の状態で中断すると再発のリスクが高いが、本人の希望により、一旦終了としました。