介護中のぎっくり腰、東村山市恩多町在住、50代女性のケース | 恩多整体院 (東村山市)

介護中のぎっくり腰、東村山市恩多町在住、50代女性のケース

症例・腰痛 | 2017.06.28


■来院された方
須田様(仮名)、50代

■来院された経緯
介護士。
入浴介護中、しゃがんだ際に腰に違和感を感じ、立てなくなったため他の介護士に代わってもらった。
仕事終了後、3日間自宅療養。3日後になんとか動けるようになったため、当院を受診。
ぎっくり腰になる前は、右膝が痛かった。

■カウンセリング・検査を通しての見立て
症状:ぎっくり腰、腰椎伸展痛、右回旋痛
右大殿筋過緊張
右腰方形筋過緊張
左仙腸関節(骨盤)の歪み
疼痛性側弯(右に側弯している)

これらの筋肉がなぜ緊張してしまったのか?
それは、介護での体の使い方に原因があります。
この患者様は、利用者さんの右側にたってトランスしたり、右足を軸に体重をかけるやり方が多いそうです。
そのような偏った体の使い方をすると、一部の筋肉にのみ負担がかかり固くなってしまいます。
結果、大殿筋にかかった負荷のせいで腰部にストレスをかけぎっくり腰を発症してしまいました。

介護士さんはよく見えますが、なぜか右側の腰や膝を痛める方が多いですね。
なぜかと思ってベテラン介護士さんに聞いてみたら、どうやら右足に体重をかけながらトランスをするやり方を教えている施設が多いようです。

身体を壊さないように注意しないといけませんね~(>_<)

■施術経過

【初回~2回目】
目的:痛みの緩和
ぎっくり腰の原因になった大殿筋、腰方形筋を中心に施術しました。

結果:施術終了後、好転反応あり。右の首付け根に痛みが出たが、2回目の施術で痛みはなくなる。

【3回~4回】
目的:痛みの緩和、骨盤調整
前回と同じ施術のまま、左骨盤を調整する。
介護職に就く前は左足が軸足だったが、仕事によって軸足が変化したため、体のバランスが崩れたのだと思います。

結果:3回目で大分痛みは消えてきたが、重さはある。
4回目で、痛みも重さも感じなくなった。筋緊張も順調に落ちてきている。

【5回~6回】
腰の痛みが無くなったと思ったら、ぎっくり腰になる前の膝の痛みがよみがえった。
前日に何かしなかったかと聞くと、プールで2時間程バタ足で泳いだとのこと。
膝屈曲痛、屈曲時から伸ばそうとする瞬間が痛い。
明日がソフトボールの試合だというので何とかしてほしいとのことでした(^-^;

膝の検査をした結果、構造に異常はなし。膝周辺の筋肉にもスパズムはない。
いろいろと検査をした結果、ありましたありました、原因が。

右大殿筋がバキバキに緊張してました。ようやく筋緊張が落ちてきた最中に、2時間のバタ足をしたもんだからまた緊張しちゃったんでしょうね。

幸い、腰の痛みはぶり返さなかったので安心しました。
大殿筋を念入りに緩めた結果、膝の痛みはなくなりました。

【7回目】
ソフトボールの試合はどうだったか聞くと、腰も膝も痛くなかったので、5試合やってきたとのこと。
タフですねー|д゚)

歪みも、筋緊張も痛みもないため、今回はこれで終えることにしました。

セルフケアをたくさん教えたので、再発しないように頑張って続けてくださいね~
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