ぎっくり腰の症例 東村山市恩多町在住40代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.06.19
■来院された方
山田様(仮名) 45歳 主婦
■来院までの経緯
20代のころから慢性腰痛があり、これまでに接骨院、整形外科、鍼灸、カイロなどいろんなところをはしごした。
しかし、効果はその場だけで、改善しているという感じはなかった。
今回は、庭いじりをしていた際にぎっくり腰になったため、近くに治療院はないかと思ったところ、当院のHPを検索いただきご予約いただきました。
初回来院時の患者様は、私から見ても、医療不信でした(笑)
たぶんここも他と同じなんだろうなーという感じで、あまり期待してないような…
でも、今まで何カ所も回っても治らなかったのだから、そう思っても仕方ないような気がしました。
■症状
ぎっくり腰
身体が右に傾く(疼痛性側弯)
安静時でもずきずきと痛い。
後屈(後ろに反ること)、右回旋(右にねじること)は怖くてできない。
右臀部~下肢外側にシビレ感あり。
■カウンセリング・検査を通しての診立て
まず、骨盤の状態・筋肉の状態を触診してわかったこと
・右骨盤が下がっている。
・右大殿筋、中殿筋、(どちらも尻の筋肉)の過緊張
・右大腰筋(腹部の筋肉)の過緊張
・右腰方形筋(腰部の筋肉)の過緊張
・右腓骨筋(ふくらはぎ横の筋肉)の過緊張
なぜ、これらの筋に緊張がおきたのか?
本人に普段の生活についてお聞きすると、台所では(キッチンの構造上?)右脚重心で立っているそうな…
毎日のこのような体の使い方が負担をかけて固くなったのだと思います。
■施術プラン
まずは早急にぎっくり腰の激痛を取ることを優先し、週2回の施術を勧めました。
痛みがある程度治まったら、以前からの痛みの原因を検査し、再発しにくい体にしましょうとお伝えしました。
■施術経過
【初回~2回目】
目的:ぎっくり腰の痛みの緩和。
大殿筋、中殿筋、大腰筋、腰方形筋、腓骨筋、痛みの原因になっているこれらの筋肉をゆるめる。
結果:2日後に来院した際は、痛みはあるが動ける範囲が広がっていた。筋緊張も下がる。
2回目終了後から靴下が履けるようになった。痛みは初回に比べ半減した
【3回目~4回目】
目的:初回と同じ +骨盤調整
(4回目)安静時痛は無くなったが、台所に立っていると右脚が痛くなってくるため、
右側の下がっている骨盤を調整しました。
結果:骨盤調整後に体がかるくなる。
【5回目~8回目】
目的:大腿部から下腿部外側の痛みと、シビレの治療
結果:4回目の骨盤調整後から、痛みが楽になったため継続して骨盤調整しました。
5回目には痛みは2割以下まで軽減。足の痛みは、すねに限局された。
6回目~はぎっくりになる前からの腰のいたみや違和感がほとんど気にならなくなり、喜んでいただきま した。
7回目終了後、約1か月ぶりに運動を再開。
8回目。痛みはなし、可動域も問題ないため、治癒。
■施術を終えて
ぎっくり腰の背景には、全身の筋肉の疲労があります。
今回の患者様は腰から脚に疲労が集約していましたが、人によっては首や肩甲骨にもみられる場合があります。
まずは、個別に原因を見つけることが大前提です。
当院は初回で時間をかけて徹底的に検査をします。
もし、他院で治療を受けていても結果がいまいちという方は、ぜひご相談下さい。
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