ぎっくり腰と臀部痛 東村山市恩多町在住、40代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.07.20
■来院された方
U様、主婦
■来院された経緯
自宅で椅子を解体していたところ、腰に痛みを感じた。
数日、様子を診ていたが症状は変わらず日に日に辛くなってくるため、当院へ来院。
今まで、腰痛になった経験はなかった。
■症状
前屈をすると、腰と臀部の奥に激痛が走る。
朝布団から起きるのが30分くらいかかった。
寝返りの時に腰にびりっと痛みが走る。
脚をまっすぐ持ち上げられない。
膝から下にわずかなシビレ
■カウンセリング・検査を通しての見立て
痛みの原因は、お尻の深層にある梨状筋という筋肉の硬結でした。
坐骨神経痛という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、坐骨神経はこの梨状筋の下を通りますので、この梨状筋が何らかの原因で固くなると、坐骨神経が走る範囲に痛みやシビレを起こすことがあります。
腰部と臀部の痛みは梨状筋の緊張により作られたもので、膝から下のシビレは、梨状筋につながる膝窩筋に原因がありました。
他にも原因はありますが、これらの筋肉を中心に緩めていきました。
■施術
【初回~3回目】
目的:痛みの緩和
結果:初回と2回目の施術後はまだ辛そうでしたが、3回目から痛みが落ち着いてきました。
当初の痛みを10とすると、3くらいまで下がったため、大分楽になったと喜んでいました。
【4回目】
目的:痛みの緩和
結果:順調に回復し、痛みは1割以下まで軽減。
痛みはほとんど無くなったが、肋骨の下がなんとなく違和感を感じる。
【5回目~6回目】
目的:肋骨下の違和感の緩和
肋骨下の違和感は、腰痛が強い時に、痛みを緩和するために背中を丸めてたことが原因でした。これを疼痛緩和肢位といいます。
具体的には、背骨が曲がり肋骨がたわんだため、肋骨内の臓器や、肋骨下の横隔膜が、周囲の筋膜と癒着したのだろうと考えられます。
なので、内臓の調整、横隔膜と大腰筋の癒着を剥離し、肋骨下の違和感の緩和に努めました。
結果:セルフケアも教え、自宅でも頑張ってくれているので、違和感自体もだいぶ薄らいできました。
ここでいったん終了とし、一か月後にメンテナンスをすることにしました。
今の状態をキープできるよう、セルフケアに努めてくださいね。
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