ぎっくり腰、東村山市恩多町在住、30代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.06.23
■来院された方
鈴木様(仮名)、34歳、女性
■来院までの経緯
現在、生後6か月の男の子の育児中
肩こりや頭痛を感じたことはあったが、腰痛は感じなかった。
産後から腹部の筋肉(おそらく大腰筋)にツッパリ感のある痛みを感じていた。
座ったまま、腰を右に捻り赤ちゃんを抱っこした際に左腰に激痛が走り動けなくなる。ぎっくり腰は今回が初めて
行きつけの整骨院はあったものの、すこし距離があるため、歩いて行けるように当院へ来院。
■症状
ぎっくり腰
痛くて、5分以上同じ姿勢ができない。
休み休みでないと歩けない。
前屈(前に屈むこと)90度、後屈(後ろに反ること)、右側屈(横に倒れること)で痛い。
寝返り不可
■カウンセリング・検査を通しての診立て
産後から腹部が痛くなったのと、椅子に座っていられないという主訴を元に、腹部の筋肉を触診した所、
左大腰筋の緊張が強い。
他には、
左大殿筋、左中殿筋(いずれもお尻の筋肉)、左腰方形筋(腰の筋肉)の緊張著明。
左仙腸関節の歪み
が診られました。
なぜ、これらの筋肉や骨盤が歪んでしまったのか?
・妊娠中の体重増加分の負荷が筋肉に蓄積していた。
・育児中は中腰などの不良姿勢になりがち。
・抱っこする際に、左半身に体重をかけている
・睡眠不足で疲れが取れにくい
全てではないですが、このような理由があります。
■施術経過
【初回~二回目】
目的:痛みの緩和
体位変換がとても辛いため、初回は伏臥位と座位で、要点を絞って短時間施術。臀部と腹部、頸部の筋を緩めました。激痛がある時の長時間施術は、体に負担をかけてしまいますので…。
結果:2つ日後に来院した際、歩き方がスムーズになっていました。
2回目も、初回と同じ施術をしました。
【3回目~5回目】
目的:痛みの緩和+骨盤矯正
結果:3回目来院時は、寝返りができるようになっていました。痛みは半減。骨盤矯正をプラスしました
昨日は、元々の頭痛が辛かった。
4回目、5回目は順調に回復され、歩き方や動きもスムーズになりました。しかし、まだ子供を抱っこするのは怖いようです。
5回目終了後から、本人の事情により、2週間ほどお休みしました。
【6回目~9回目】
2週後、治療を再開しました。
ぎっくりの痛みはほとんど無いが、仙腸関節深くがしくしく痛い。気にしなければ気にならない程度。
また、これまで腰をかばっていたせいもあり、右脚の下腿部(すね)にシビレを感じる。朝方は治まっているが、夕方になるとシビレがつよくなる。
目的:右すねのシビレの緩和
結果:これまでの治療に加えて、後脛骨筋という下腿のシビレに関わる筋肉を調整。
7,8回目で仙腸関節の痛みは改善。右すねのシビレもあと一歩までくる。
9回目の施術、骨盤や腰周辺の筋肉のスパズムが無くなり、骨盤のゆがみも改善。しびれもほとんどないということで、ほぼ予定通りに改善することができました。
>>>>腰痛にお困りの方はコチラをクリック