ぎっくり腰 東村山市恩多町在住 30代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.12.08
■来院した方
30代女性 主婦
■来院動機
当院に来院する前日、布団を持ち上げた瞬間に腰に電気がはしり、動けなくなる。
その日は布団に寝ているか、移動は這うようにしていた。
翌日、立てるようになったため、当院へ来院。
■症状
寝返り痛
寝返りが痛いから腰を浮かすともっと痛い。
自転車から着地した際に腰に鈍痛が響く。
■原因
この方の姿勢と筋肉の緊張状態をみると、左臀部~下肢の筋肉が緊張し、左骨盤が下に歪んでいた。
腰椎の前弯が強く、反り腰。
この歪みは、普段から左側に体重をかけているせいです。
このことを聞いたところ、子供を抱っこするのはいつも左手だとのこと。
右利きなら、そういうことが多いですよね。
また、腰椎の反りが強いのは、腹筋群をあまり使えていないという事です。
もともと腹圧が弱いのもあるかもしれませんが、子供を産んでから1年未満とのことで、腹筋群の筋力がまだ戻っていないのかもしれませんね。
姿勢の異常からどこが原因だったかというと、
大殿筋(お尻の筋肉)、大腰筋(腹部の筋肉)でした。
大殿筋は負担のかけすぎで緊張し、大腰筋は使わなすぎで委縮し固まってしまったのだと思われます。
それらを中心に施術をしていきました。
■施術
【初回】
体位を変えるのが辛いので、長い時間の施術はさけ、ポイントを絞って施術しました。
【2回目】
初回の時の痛み方が変わった。
具体的には、寝返りが楽になり、自転車から降りた時の鈍痛がなくなった。しかし、初回は前屈は平気だったのに今日は痛い。
ということで、前屈痛の原因を調べたところ、脊柱起立筋という背骨の横を走る筋肉が原因でした。
脊柱起立筋は大腰筋の反対の動作を担う筋肉です。
大腰筋が緩んだことで、身体の使い方が変わったからだと予想されます。
【3回目】
主訴の痛みはほとんどなくなり、日常生活において不便はなくなりました。
つい左手で子供を抱っこしてしまう癖があるようで、これを治すのは時間がかかりますから、これ以上負担を大きくしないようセルフケアを指導し、一旦終了としました。