ぎっくり腰 東村山市在住 40代女性のケース
症例・腰痛 | 2017.11.27
■来院した方
40代女性、パート
■来院動機
来院される4日前の休日、自宅にてベッドの上でうつ伏せで本を読んでいた。
時間は約半日くらい。その時は何も感じなかったが、当日の夜から腰が痛むようになった。
湿布をして様子をみたが、3日立っても変わらないため当院へ来院。
以前は別の疾患で治療をしていたので、今回はこじらせる前に来たようです。
■症状
前屈90度で、右腰に痛み。
右足を持ち上げると痛い。なので、靴下を履くのが辛い。
くしゃみで痛み増強。
座位で首を下に向けたときに腰が痛む。
■原因
この腰痛は、おなかの下にある大腰筋の過緊張が原因でした。
なぜ、こうなったのかというと、本を読んでいた時の姿勢がポイントです。
うつ伏せで本を読むときは、背骨が弓なりに湾曲します。
そうすると、体幹周りで、伸ばされる部分と、縮こまる部分ができます。
背骨が弓なりになった時、大腰筋は引き延ばされるため、それに抵抗するように同じ力で反発します。
反発した力がかかった分大腰筋に固さが出て、その関連痛が、腰に出たのだと思われます。
また、座位で顔を下に向けた時も腰に痛みが出る点に関しては、首の筋肉にも固さがあったからです。
これも本を読んでいた時の姿勢で、首の前側の斜角筋という筋肉が固くなってしまったためです。
ちなみに、大腰筋と斜角筋は筋膜連鎖でつながっていますので、どちらも緩ませてあげないと腰の痛みはスッキリしません。
ですので、大腰筋と斜角筋を中心に施術させていただきました。
■施術
【初回】
痛みが強いため、初回の施術では、要点を絞って施術しました。
【2回目】
前回の施術直後、好転反応が出たとのこと。
好転反応は、身体が悪い状態から良い状態に変化しようとする際の副反応で、痛みの増強やだるさがでます。
この方は、痛みが強くなったみたいですが、翌朝にはだいぶ良くなったとのこと。
このように好転反応は1日程度でなくなります。
多分出るだろうと思ったので、事前に好転反応について説明しておいてよかったです。(^-^;
【3回目】
痛みはほとんどなくなった。
身体を捻った時に右臀部が張るくらい程度。
ぎっくり腰なら適切に治療をすれば、2回程度で痛みはなくなります。
【4回目】
一応大事を取って施術。
身体が楽になったとのことで、一旦終了としました。
今回のぎっくり腰前には腰には何も違和感はなかったとのことなので、メンテはいらないと判断しました。