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ぎっくり腰の原因と対処法

ぎっくり腰の本当の原因

ぎっくり腰は正式には「急性腰痛」と呼ばれ、ある日突然、腰に激痛が走ります。
朝の洗顔中や、ものを取ろうと手を伸ばした時、物を持ち上げた瞬間、あるいはくしゃみをしただけでその場から動けなくなることもあります。
ぎっくり腰で来院した方に聞くと、「いつもと同じことしていたのに急に激痛が走った」とおっしゃる方が多いですが、ぎっくり腰は何も原因がなく起きるものではありません

ぎっくり腰は多くの場合、日々体にかけた疲労が積み重なり、体が限界を超えた結果発症します。
つまり、体の中ではすでに、ぎっくり腰になる準備が整ってしまっている状態なのです。
特にデスクワークなど長時間同じ姿勢を続ける方や、肉体労働の方は腰回りの筋肉が硬くなりやすく、ぎっくり腰のリスクが高くなります。

また、股関節や背骨の動きが悪い場合もその負担が腰に集中しやすくなります。
ぎっくり腰は単なるアクシデントではなく、「これ以上無理をしないで」という身体からのサインだと認識することが大切です。

なぜ、ぎっくり腰は繰り返すのか?根本原因について

「一度ぎっくり腰になると癖になる」とよく言われますが、これは半分正解で半分誤解です。
癖になるというよりも、根本原因が改善されないまま同じ生活をするから、何度でも繰り返すのです。

痛みが強い時期を乗り越えると、日常生活はなんとか送れるようになります。
しかし、その段階では筋肉のアンバランスや関節の動きの悪さは残ったままになっていることがほとんどです。
その状態で今までのように仕事や家事で体を酷使すると、同じ部分に再び負担が蓄積していきます。

動けないほどにつらいぎっくり腰の原因として多いのが、背骨と肋骨で構成される肋椎関節や、腰の骨の椎間関節の動きの悪さです。
日々の疲労によりこれらの動きが悪くなっているのに、その可動域以上に動かしてしまうと、まるで関節を逆方向に曲げたかのような激痛が走ってしまうのです。それがぎっくり腰です。

表面的な痛みだけを追いかけるのではなく、「なぜ腰に負担が集中したのか」を見極めることが、再発防止には欠かせません。
身体全体のバランスを整えることが、本当の意味での改善につながるのです。

ぎっくり腰直後の正しい対処法とは

ぎっくり腰直後は動くこと自体が怖いため、多くの方が安静にしたくなると思います。
しかし、実は「完全に動かない」ことが必ずしも最善とは限りません。

発症直後の炎症期(おおよそ1〜3日)は、無理に動かさず、楽な姿勢で安静を保つことが大切です。
ただし、痛みが少し落ち着いてきたら、動ける範囲でゆっくり動くことも必要になります

その理由は長期間横になると、関節や筋肉はさらに硬くなり、回復が遅れることがあるからです。
大切なのは「痛みを我慢して動く」ことではなく、「痛みの出ない範囲で少しずつ動かす」ことです。

また、自己判断で強く揉んだりストレッチをするのは避けた方がよいでしょう。
炎症期に強い刺激を加えると悪化することも多いので、困った際には私たち専門家にご相談ください。
そうすることで、回復までの期間を短縮できるケースも少なくないのです。

ぎっくり腰を繰り返さないために!

ぎっくり腰は「症状の改善」だけでなく「繰り返さない」ことが重要です。
そのためには、痛みが落ち着いた後のケアが鍵になります。ぎっくり腰の多くは、最初の処置さえ間違わなければ通常1週間~2週間程で激痛は治まります。しかし激痛が治まっても体の癖などは残ったままなので、今までと同じ生活をしていれば再発する可能性が高いです。

毎年ぎっくり腰を起こすという方は、その典型例です。
当院では、腰だけでなく股関節、背骨、骨盤など、関節や筋肉の働きを見ていきます。
各関節や筋肉がまんべんなく動き、腰が頑張りすぎない状態を作ることが目的です。

そして特に重要なのが日々のセルフケアです。
日常での体の使い方や姿勢の見直し、そして簡単な体操を取り入れるだけでも、再発リスクは大きく下がります。ジムに通ったり器具を購入するなど特別なことをする必要はありません。
負荷は少なくても、少しずつでも続けることが最も大切です。

ぎっくり腰は怖いですが、自身の身体の使い方を見直すきっかけにもなります。
ぎっくり腰をきっかけに自身の身体と向き合うことで、将来の健康管理につながっていくでしょう。

おんた整体院